映画「ワンネス」 『低予算映画を大作に変える撮影術』4
この写真は何をやっているかといえば、片方からの撮影が終わり、もう一方からの撮影のためにレールを敷いています。 つまりレールで撮るのを採用したために、スタッフはとても大変でした。 でもそれ以上に大変なのが俳優でした。 もともと時間が無くて、しかも準備に手間取っているので、NGへのプレッシャーは高いです。 もっと言えばですね、このシーンは『経験前』と『経験後』があるのです。...
View Article映画「ワンネス」 『低予算映画を大作に変える撮影術5』…無意識の知覚
レールの上に三脚が載っています。 これにカメラを置いて俳優に近づけます。 レールは約3メートルです。 それを50秒かけて近づけます。 最初、NGを出してしまいました。 三脚を押すスピードが速すぎて、40秒くらいで終点まで達してしまったのです。 何が言いたいかといえば、観客になるであろう皆さんは、意識では、近づいていることが知覚できないと思います。 これが大事なのです。...
View Article映画「ワンネス」 『低予算映画を大作に変える撮影術6』…予期しない良い出来事
レールでの撮影が開始されました。 撮影技師を載せた台車を助監督が押します。 ゆっくりゆっくりと押します。 音声スタッフがマイクを掲げています。 音声技師がヘッドホンに耳を澄ませています。 多くの映画はアフレコです。 あとからスタジオで録音されます。 でもワンネスは現場で音を取ります。 もちろん低予算が理由ですが(笑)、とても良い音が入っていました。 鳥の声です。 とてもハッキリとした鳥の声です。...
View Article映画「ワンネス」 聞くときの顔
撮れた画像をみんなで点検しているところです。 私がどこに重点を置いて見ているかというと、聞いている側の表情です。 ワンネスは聞いている側、すなわち周囲の情報をキャッチすることがテーマのひとつだからです。 これは『低予算映画を大作に変える撮影術』をはじめとするハリウッドの本には書いてありませんでした。 聞いているときの表情は、実は、喋っている表情よりも「画」になるものです。...
View Article映画「ワンネス」 人生の転機は一瞬
智也に貸すはずだった世界のノートを忘れ、ロッカーまで走っていく容子を見る智也のシーンです。 これも『経験前』と『経験後』を撮ります。 ここは俳優がイマイチ状況を消化し切れていなくて、私のコメントが入っています。 指示ではなく、コメントです。 指示だけすれば、表面的な演技で終わってしまいます。 あとから見れば、実に良い画に仕上がっていました。...
View Article映画「ワンネス」 聴覚復活の不思議
50歳を超えた頃から右の耳の高音が聞こえにくくなっているのがわかりました。 検査で発覚したのが、三年前の人間ドックでした。 4000ヘルツが全く聞こえず、耳鼻科に行って検診したほうが良いと言われました。 耳鼻科に行ったら、脳腫瘍の可能性もあるのでMRIを受けてこいと言われました。 でも結果を見る限り、脳腫瘍は発見されません。 東京医科大学付属病院を紹介されて、そこに行きました。...
View Article映画「ワンネス」 メイド喫茶
秋葉原のメイド喫茶に行ってきました。 2005年にも行ったことがあるのですが、大きく変わっていました。 昔のメイド喫茶は、メイドがメイドらしかったです。 しゃしゃり出ることはなく、ご主人様の命令に仕えようとするスタンスがありました。 でも今は逆転しました。 メイド喫茶にはルールがありました。 メイドを呼ぶときは「にゃんにゃん」です(笑)。 えーー、なんか変です。...
View Article映画「ワンネス」 受け身
しつこいですが、また書きます。 最新の脳科学よれば、意識は無意識よりも0.5秒遅れています。 ということは、意識は無意識に対して受け身なのです。 意識はメイドなんです。 ご主人様は無意識です。 ここまでは何度も書いた概念です。 きょうは一歩進めます。 人間はメイド(受け身)であることに快を感じるのではないかと思います。 流行の服を着るのも、一種の受け身です。...
View Article映画「ワンネス」 瞑想は究極の受け身
受け身の話題を続けます。 映画「ワンネス」では主人公が窮地に立ったとき、瞑想します。 ハリウッドの映画では、これはないと思います。 意識を高めていくのがハリウッドのやり方です。 しかし瞑想は逆です。 意識を手放します。 そして究極の受け身状態に入ります。 こうして考えると、受け身というのは、案外、大事なのです。(続く)
View Article映画「ワンネス」 周囲から情報を得る
今、私は作詞をしています。 ワンネスの主題歌と挿入歌は作ったのですが、CDとして売り出すには、あと何曲か欲しいです。 作詞というのは書斎に籠もって考えても出てこない。 なのでメモ用紙を持ってウロウロします。 これって受け身ではないかと思います。 ウロウロすれば景色が変わります。 その景色(周囲)から情報を得るのですから・・。(続く)
View Article映画「ワンネス」 シチュエーション
昨日はメモ用紙を持ってブラブラしましたが、作詞がまったくできませんでした。 夜になって思いました。 松任谷由実はうまいです。コップに写った風景だけで歌詞を作ります。例えば「海を見ていた午後」とか・・。ところですでに出来たワンネスの歌詞は、新しい恋人が相手でした 今回挑戦したいのは 元カノ、元カレ、いえちょっと長い付き合いのひと。 昔のクラスメートでもいい。...
View Article映画「ワンネス」 生まれ変わりとエゴ
昨日の私の書き込みに対して本質的なレスはほとんどありませんでした。でも正面から書き込んでくれた人がいましたので、きょうはそれを掲載します。私もこの考え方とほとんど同じです。...
View Article映画「ワンネス」 アドラー心理学
二日前に「夢や希望はエゴだ」と書きました。かなり過激なフレーズだったようで、その日の、周面からのレスはほとんどありませんでした。翌日(昨日)は、生まれ変わりの村の状況からレスしたくれた人のをそのまま載せました。...
View Article映画「ワンネス」 「風立ちぬ」
ジブリの「風立ちぬ」を見てきました。 少々酷評をすることをお許し下さい。 作品としての出来は素晴らしかったです。「一日一日を必死で生きる」、「夢を実現する」等々、キーフレーズもバッチリとはまりこんでいました。さすがに宮崎監督です。 一緒に行った家族は泣いていました。 しかし私は監督の端くれになってしまったので、制作する側から見てしまいます。...
View Article映画「ワンネス」 好奇心
映画「ワンネス」の登場人物たちは好奇心が旺盛です。 何を隠そう、私もそうだと思っています(笑)。 昨日まで夢や希望を論じてきました。 夢や希望と、好奇心は、ずいぶんと違います。 夢や希望は、未来に向かいます。 好奇心は、今ここです。 夢や希望は、それ以外を排除する傾向があると思います。 好奇心は360度開かれています。(続く)
View Article映画「ワンネス」 生きるということは?
つい最近見た映画では、子供の頃から変わらない夢を実現するのが「生きる」ということでした。 もちろんそういう生き方があっても良いとは思いますが、私は違うのです。 生命というのは刻々変化するものだと思います。 それに乗れるか・・がカギだと思います。 変化したっていいんです。 いえ、本来はそうあるべきだと思います。 地球は自転しています。 それで私たちは秒速500メートルで飛んでいます。...
View Article映画「ワンネス」 神はプロかアマチュアか?
実は「ワンネス」の次の映画がスタートしています。 その関係で色々なところにいきます。 僕は主題歌を持って行きます。 すると言われます。 「ワンネスだけでなく次の映画の主題歌も森田さんが作詞するのですか?」 「はい」 「映画監督が主題歌の作詞までするのは、あまり知らないです」 (爆) 夢を実現することを肯定する人に聞きたいことがあります。 夢を実現したという状態はどういうことですか?...
View Article映画「ワンネス」 神も夢を大事にしているのか?
夢や希望について、感じていることはまだあります。 夢や希望は過去の情報から作られると思います。 過去の情報を元に、未来を作ろうとします。 しかし私たちはほんの少ししか経験していないはずです。 大半のことは、未経験です。 その、大半の未経験を切り捨てて、ごくごく狭い経験済みの世界から未来を作ろうとするのが夢や希望だと思います。 その行為が「生きる」ことでしょうか? 私にはさっぱり分かりません。...
View Article映画「ワンネス」 プランニングセンター
人生を決めてきたという人もいます。 モンロー研究所でもそういうセッションがありました。 ガイダンスが流れます。「プランニングセンターに行って下さい」 私だけ行けませんでした。 その代わり、変なドアが現れて立ちふさがります。「あなたは誰?」 を繰り返し問われます。そして「私は誰でもありません」 と言ったらドアが開きました。 その先にプランニングセンターはありませんでした。...
View Article映画「ワンネス」 神はスープの情報を隠したかった?
きょうは一連の話から少し脱線します。 モンロー研究所のセッションでは、フォーカス27でプランニングセンターに行けと言われました。 しかし創設者のロバート・モンローの本を読む限り、彼はプランニングセンターには遭遇していません。 エドという名の存在がプランニングセンターをやっているという情報を得て探しに行きますが、探し当てることができませんでした。...
View Article