Quantcast
Channel: RSS不思議研究所ドットコム
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3903

映画「ワンネス」 「風立ちぬ」

$
0
0
 
 ジブリの「風立ちぬ」を見てきました。
 少々酷評をすることをお許し下さい。
 作品としての出来は素晴らしかったです。
「一日一日を必死で生きる」、「夢を実現する」等々、キーフレーズもバッチリとはまりこんでいました。さすがに宮崎監督です。
 一緒に行った家族は泣いていました。
 しかし私は監督の端くれになってしまったので、制作する側から見てしまいます。
 しかもモデルとなった堀越二郎氏と同じく理系なので、そっちの視点からも見てしまいます。
 堀越二郎氏は普通に結婚し、子供までいました。
 しかし映画では、妻は病気で死にます。
 私は映画が終わってから喫茶店で家族にそのことを話しました。
 家族は言いました。
「そうか・・、長生きした普通の奥さんがいたのなら、家族をかえりみないで仕事に没頭する夫になり、家庭不和の映画になってしまうわね」
 私は知りました。
 映画はここまでやっていいものなのだ・・と。
 しかしなあ、私にはできないなぁ・・。
 一応理系だし、自分の調査結果と違うことは入れたくないなあ・・。
 理系の視点からもうひとつの意見があります。
 理系は夢を追いません。
 理系が夢を追えば、それは理系ではありません。
 理系は真実を追究するものです。
 真実は今ある既成概念とは違うはずです。
 夢を持てば、それは既成概念から作られるからです。
 もちろん色々な監督がいて、良いと思います。
 彼は彼、私は私・・。
 さあ、ワンネスの制作を続けないと・・。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3903

Trending Articles