智也さんのアニマと容子さんの役者がひとり二役をしていました。映画を見ていると、今容子さんなのかアニマなのかどっちがどっちかわからなくなって、既存の映画にはないことだと感じました。既存の映画では人間の二面性のようなものを、見かけが善人に見える人が実は悪人で、悪人に見える人が実は善人であったなどという映画はよく見てきましたが、現実の恋人が実はアニマとそっくりであったということを描いた映画は前代未聞だと感じました。よく人が人を助けるということは、その人の精神力とか努力とかその人の意識にかかっているというような映画は見たことがありましたが、映画ワンネスでは無意識のアニマという存在と協力することによって、アニマと対話することによって容子さんを助けることを智也さんはずっとし続けた感じを受けました。自己犠牲でもなく、家族愛でもなく、容子さんを思う気持ちや行動には意識では理由がつけれなかったと感じました。人間の行動や原動を決定づけているものがアニマというものであるような問題提起をアニマと容子さんが同じ役者が演じているというところにとても感じ考えさせられました
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