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「ワンネス」感想です。

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私は映画を見ていた時ひたすら可笑しくて可笑しくてニタニタ、ニタニタ笑っていました。この笑いを考えていました。間を外される感じは日本の伝統文化なのかとか、です。日本ばかりでなく笑いは計算されていることが多いです。落語や漫才、歌舞伎、動きのすべてが偶然のはいる余地はありません。世界の笑いはどうなんだろう、チャップリンは喜劇王と呼ばれていました。

彼の独裁者はヒットラーの風刺で有名です。彼はラストを変更してスピーチをいれたそうです。このスピーチは改革派そのものでした。73年たった今でもそのまま現在のこととして説得力があります。つまり彼の願い、彼の希望は何も叶えられていないのです。このスピーチを読めば読むほど対極にある非改革が浮き彫りになります。

これまでHPで事あるごとにもりけんさんから「それは改革派だ」と指摘されてきました。私は実感として何が改革派で何が非改革なのかわかっていませんでした。何かあるたびに改革派の思想になっている事にさえ気づけていないからです。「ワンネス」はもりけんさんそのものだと思っていました。それでもまだこの映画が非改革の思想を映像化したものだとは気がつきませんでした。チャップリンのスピーチを読んだことによって始めて気がつくことができました。そして非改革がどういうことかわかることができました。

人は改革派の思想が馴染みやすいです。より良く、よりもっと、という欲求が生命にプログラムされているからです。非改革の思想はそこに切り込んでいます。誰が何故?と。そしてプログラムを変えます。たった2個のビットを。私はもう一度見たいです。思い出しながら幾つも問いが生まれることに感動しています。

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