私の手元には「負の遺産を分析しなくてはならない」という本があります。
紛争後、15年も経ってから、当時の教師が書いた本です。
これを読むと面白いのは教師の側の様子を知ることができるのです。
教師も大半は改革派だったのです。
改革委員会なるものを組織していたのです。
非改革的な意見の教師は詰め寄られたりしていました。
こうして改革は「善」になったのです。
しかし・・です。
本の題名は「負の遺産を分析しなくてはならない」になっています。
あのとき改革を誰も止めることができませんでした。
私は中学の時、生徒会長に立候補して大差で落ちています。
それがトラウマになり、全校生徒の前で喋ることなんて怖くてできません。
でもクラスで非改革を言い続け、卒業討論会はクラス代表に選ばれました。
全校生徒の前で私が意見を言えば、罵声しか飛んできませんでした。
でもあのとき、全校生徒の前で非改革の意見を言えことは、私の誇りのひとつとなりました。