インタビューを受けて映像を見たというだけですがこちら側に書きます。
私がインタビュー受けただけなんですがネタバレになるのかしらんと思いながらです。インタビュー受けると決めてからメチャクチャお肌の手入れをはじめました。今時のカメラはごまかしが効きません。ライトがあたったり反射したりするわけではないので、ありのままに映ると思いました。顔立ちは変えられないけどせめてタルミとシワだけはなんとかしたい、そう思っていました。インタビューの中身はどうせあがってまともに答えられないとあきらめていました。当日、朝からメイクに時間をかけました。つけまつげも挑戦したのですがあまりにも変でやめました。あごのしたのタルミはなんともなりませんでした。髪型でカバーしました。全体に上に持ち上げました。そして、インタビューです。あがってしどろもどろで終わりました。
映画「和」がはじまりました。大画面のスクリーンの半分以上が顔です。思わず「嘘でしょ!」と心の中でつぶやきました。私は前の方に座っていました。顔が迫力あります。えーッ私の顔はどうなってるの?心臓が音をたててバクバクしているのがわかります。次々映し出されるインタビューアーの人たちは落ち着いて、ステキな笑顔です。答えもいいです。
なかなか出番はきません、、、私は自分を見られないと思っていました。とても見るに耐えられないだろうと思っていました。毛穴やシワの数も数えられるほど近くから大アップです。せめて後一メートルでいいから離れて撮ってくれたらと思わず願いたくなるほどでした。自分の顔がメチャクチャ大アップになりました。私の声です。
外側から私が私を見ていました。分離感がありました。今までだってビデオに取られた自分を見ています。でもこの圧倒的にデカイスクリーンでスクリーンの3分の2を占める自分の顔、人は私をコウイウフウに見ていたんだ、私はこんな風に見られて生きてきたんだ、なんともいえない感じでした。許せなかったシワやタルミ、どうでもよくなっていました。
たくさんの人たちの顔の大アップ、生きてる今を表していました。みんなとてもイキイキしていていい表情でした。私もそうでした。切り取られた瞬間の今、まさに生きてる今でした。インタビューしているもりけんさんの表情もとてもイキイキしていました。
映画「和」そこには今の日本人がそのまま切り取られています。そしてそれはものすごく魅力的です。いろんな人たちの笑顔にあいたい、それもまた見たいと思うことの一つです。