映画「和」はこれまでのドキュメンタリーとかフィクションとかの映画の枠にいなかったです。俳優さんが生でトークしていましたが、演技と言ってもずっと座っているだけで派手に動きまわらないので大変じゃなかったみたいに言って、それをスクリーンで見ているのにずっと座っているのは私も同じなのに映画の中に繰り広げられる世界はどんなアクション映画にもスケールのデカイ何億円賭けたっていう映画にも人間の情感豊かだっていう映画にも無い全く違うもっと大きなものを感じました。考えてみれば映画は観客に問いかけるのは主人公の生き方みたいなのが多いです。見終わって思うのは主人公の生き方の是非だけです。でも、意識と無意識の関係なんて本当に灯台もと暗し、そのことを本当に忘れて生きてきたと思いました。科学の分野でも「人は遅れて生きている」が実証されたのに、誰もそのことを認めたくない、認めれば自分のやってきたことをやったのは実は自由なんかじゃないということになる、地動説よりも生き方を問う以前のことなんだと思います。空手家のLZWさん、佐野さん、メイドさんを実際に見れて、話しを聞くのもすごく良かったです。森田監督がメイドさんの歳を問いかけて「永遠の17歳」を聞けて、みんなでおおーー、となりました(笑)そして森田監督が「僕は永遠の16歳」、主人公は実年齢が15歳でなんだか私、負けているって、思いました(笑)監督のもりけんさんがメイドさんの踊りや「ハローCQ」に乱入してきた時もすごく楽しかったです。インタビューの服装だったのもカッコいいです。
↧