愛と自由は明治になって外国から輸入されたと書きました。
日本人にはもともと内在されていた可能性があると書きました。
では西洋では、なぜ元々二つの単語が存在したのでしょう。
イエスキリストは「汝の隣人を愛せよ」と言いましたが、これは民衆に対して愛を要求しているとも言えます。
自由もそうだと思いました。
ニューヨークにある自由の女神は、自由を勝ち取ったフランス革命がモチーフだと言われています。つまり西洋人は要求して、その結果、自由を得たのです。自由を得るために多くの血が流されています。でも日本は違うような気がします。
江戸時代は士農工商があって自由は少なかったはずですが、そこに不自由を感じなかったのではないかと思います。
写真は「『民衆を導く自由の女神』(1830年、ウジェーヌ・ドラクロワ画)」です。