FREEDOMを福沢諭吉が自由と訳したことは書きました。
諭吉にはもうひとつの候補があったと言われています。
それは、天下御免です。
辞書には「だれにもはばかることなく,堂々と,それをしてよいこと。公認されていること」とあります。
自由という単語が持つイメージとはだいぶ違います。
福沢諭吉がFREEDOMを天下御免と訳したなら、三度の戦争が起きなかったかも知れません。
なぜなら天下御免には、周囲を気にするニュワンスが感じられるからです。
それとは違い、自由には自分が源(みなもと)という考えがあり、自分が世界の中心であるかのようです。これは本来、日本人が持っていた気質ではないと思います。
自由が輸入された時から日本は変わり始めたと思います。
戦争に向かって・・。