私には社会を変えようという気は、もともとありません。
日本は民主国家です。社会を変えようとすることは、他の人たちを無視しています。
映画監督になったからとはいえ、同じです。
いえ、監督になったからこそ、社会を変えようとするような映画は慎むべきだと思っています。
映画監督は、そうそうなれるわけではないと思います。
監督になれば、多少の影響力は出てきます。
その力を利用して社会を変えるなど、観客をバカにしています。観客は社会変革の手段ですか?
というわけで、私には社会性のあるドキュメンタリー映画は作れないのです。
じゃあ一体、何を作ればいいんだ?(笑)
(続く)