「ワンネス・キャラ入りオフライン初版」の前半をウエブカメラで公開して、数人に見てもらったことは、昨日書きました。
また感想文が届きましたので、公開します。
「ヒロインの容子さんは拳銃の暴発に倒れたとき、主人公の智也さんに対して、生まれ変わるまで会えなくなるの、そんなのいやだというところにとても考えさせられました。今までの生まれ変わりは、ソウルメイトとか今関係している人とは縁で結ばれているから、今世でやり残したことがあったら次の来世でやればいいというふうに考えていましたが、容子さんの様子とセリフから、今の智也さんは今しか存在しないのだという、『今しかない』をとても感じました。この世でクラスメイトとして生まれたことがものすごい縁を感じ、その縁は今しかないから今ご縁がある人と精一杯に今しかないということを考えたときに生きるということは今しかない気がして、自分を出し切り相手に与えることに躊躇している暇などない様子を容子さんに感じ、とても感動しました」
私は、この視点を意識していませんでした。
なぜなら原作の基本部分は1990年に書いたからです。
当時はまだ、生まれ変わりの調査をしていませんでした。
きょうの感想文は、原作と生まれ変わりのデータを合体させた次元に昇華させてくれました。
以前話題にしたように主人公はタイムマシンで行き来したわけではありません。
全員の時間が戻るので、主人公にだけ有利に働くわけではありません。
しかし主人公はヒロインを生き返らせます。
理屈を超えている部分かも知れません。
でもやはり、あえて言えば「今しかない」のだと思いました。