Wikiで「ダイオード」を検索してみて下さい。
そこには一方通行のマークが書かれていると思います。
ダイオードは半導体を使って実現した最もシンプルな動作を実現しました。
自動車の免許を持っている人はわかると思いますが「一通(いっつう)」、すなわち一方通行のことです。
銅線の中では電子君は、AからBに行き、BからAに戻ることもできます。
電子君に情報を載せれば双方向でやりとりできます。
でも半導体ダイオードは一通です。
実はこれ、すごいんです。
電子君は、戻れないのですから。
つまりですね、人間の手で電子の動きに制限を加えたのです。
電子君が文句を言います。
「あの〜僕、自由電子と呼ばれて、自由だったはずでは?」
「ふっふっふっ、昨日まではな・・」
(爆)
ちなみにダイオードはその後、発光させることにも成功し、LEDとしてクリスマスのイルミネーションには欠かせません。
人類は不純物を加えたことにより、電子から自由を奪い、人間のコントロール下に置いたのです。
電子君は変わりました。
「ああ外からコントロールされるって素敵。もう自由なんかいらない。だって森田君の研究でもSさんの研究でも、人類にさえ自由は無かったんでしょ」
(笑)