紛争の本を出した教師は、本の中ではすべて仮名を使っています。
たとえばいちばん長老の教師は「浦島先生」(笑)
浦島先生はそのまま亀に乗っても似合うようなルックスでした。
そして改革派のトップの生徒には「一色君」という名前を付けました。
一色君は××高校全共闘委員長を名乗っていました(××は僕の高校名)。
なぜ「一色」という名前にしたのか・・。
本の後半でわかってきました。
一色君はビラを出していました。
文章の最後に「文責一色」と書いてありました。
そのビラをすべて保管していた教師(本の執筆者)は気づきます。
紛争の開始時から終了時に至るまで、出したビラに書いてあったことが一字一句同じだったのです。
脱線しますが一色君はE組所属でハンサムな男子でした。
僕のクラスC組の中にも「一色君て素敵ね」という女子が出てきて、僕は彼女に向かって反論したことがありました。
「あんな男子のどこがいいんだ?」
その子はとうとう泣き出してしまいした(爆)
(続く)