昨日の続きです。
桜は自己増殖できないと書きました。
日本人が接ぎ木で増やしてきたのです。
桜にとってみれば他力です。
他力といえば法然・親鸞の「他力本願」です。
戦国時代、ある武将が敵に捕まりました。
そこに法然だか親鸞だかが立ち寄ります。
捕えられた武将は言いました。
「私は戦争で敵を沢山殺しました。やはり地獄に落ちるのでしょうか?」
「南無阿弥陀仏と言いなさい。それですべてが救われます」
「えっ、あなたの宗教を信じていなくてもいいのですか? しかもたった一回でいいのですか?」
「はい、信じていなくても良いです。たった一回言うだけであなたは救われます。信じるとか、何度も唱えるとかは自力です。仏様は他力本願です」
日本にいちばん普及したのがこの浄土宗と浄土真宗です。
信じる必要もないので毎週日曜に教会に行ったりする必要もありません。
たった一回言えば、カルマも残りません。
これも日本人の良さのひとつだと思います。
きょうの写真はリボンだけです。
メインサブ1に出した写真です。