(本日発行するメルマガです)
桜はなぜ日本的なのでしょうか?
一斉に咲いてパッと散る潔さだと言われていますが、実はそれだけではありません。
お蔭様的なのです。
桜と言えばソメイヨシノですが、この花は江戸時代に品種改良されて作られました。
ご存知のようにサクランボはできません。
つまり自分自身で繁殖する力はないんです。
人間が接ぎ木して、増やすのです。
梅や桃は種子で自己増殖できますが、桜は違うのです。
美しく咲いているので、それを見た人が増殖したくなるのです。
人間が地球からいなくなれば、当然、桜も消えます。
お互いに、お蔭様の世界でなりたっているのです。
しかし、自己増殖できないのに、桜は圧倒的地位を獲得しています。
ここに生き方のヒントがあります。
自己増殖ばかり考えて、自分の楽しみを追求するよりも、他の人を楽しませたほうが増殖できるのです。
与えることは、結果として、多くをもらうことになります。
その配分をしているのは、実は神様です。
このお陰様的システムを映画「和」のプレミアム上映会でお話しします。
http://www.moritaken.com/index.html