写真は、大雪の日にさそうとしたら、すでに曲がっていた傘です。
なんか変でしょう?(笑)
サインには、「なんか変」というのが付き物です。
でも、そうでないとサインに気づいてもらえないからかも知れません。
映画の中に採用になった鼻笛もそうです。
コンピュータの中でのシーンです。
最初、スタッフは言いました。
「鼻笛は大自然の中で似合うんじゃないかな」
「ですよね、デジタルな世界にアナログの音は、ちょっと違和感があるかな」
僕は言いました。
「その違和感がこの映画の伏線に繋がります」
というわけで鼻笛が採用になりました。
実際に挿入するとスタッフは言いました。
「おお、いいねえ、すごいよ」
コンピューターの中のラストシーンで、鼻笛が響きました。
素晴らしいです。
違和感はほんの微弱です。
その違和感を感じないと、サインは受け取れないのではないかと思います。