「ユングの心理学」という本からの抜粋の続きです。
『母親と一体であるとき、それは心的な宇宙に広がる子どものたちの世界であるが、やがて子どもは、母も一人の他人であることを知り、自分の中に独自の女性像を築きあげる。それがアニマであるという』
この部分は、『愛の教科書』からすれば、エデンの園を出て行くことだと思います。
何もかも守られていた状態から、外の世界に出て行くのです。
そのとき出現する女性像がアニマであると、ユングは言っています。
『愛の教科書』によれば、愛の対象は外側でした。しかも人どうしの関係を超えた『愛』でした。
でもユングに言わせれば、内側にもいるんだ…と。
すごいことになりました(笑)