きょうから上智の話をします。
上智には学生全員が受けなければならない必須科目がひとつだけありました。
「人間学」という名前ですが、実は宗教学です。
神父さんが教えます。
私が入学した理工学部・電気電子工学科にも神父さんが来ました。
ヨーロッパ出身でちょっと訛った(なまった)日本語でしゃべる人でした。
「ワタシハ、スペインデ、ウマレマシタ」
(笑)
でも外人の神父さんだから本場のキリスト教を教えてくれるに違いありません。私は購買部に行き、聖書を買いました。だって聖書は絶対に必要だと思ったからです。
しかし…、私は四年間の在学中に沢山の宗教学を履修しましたが、一度も聖書が使われたことがありませんでした。
これがプロテスタントとの違いらしいです。
カトリックは聖書を使って授業をしないのです。
神父さんは神と繋がっているから、独自の展開ができるらしいのです。
明日から愛についての話をしますが、かなり面白いと思います。
愛についての概念が、変わると思います。
少なくても私の一生を変えてしまう授業だったのです。
ところで今のあなたにとって、愛って何ですか?