レールを設営しているところの写真ですが、昨日のとはシャッターを切った角度が違います。
注目していただきたいのは俳優が座っているベンチの方向です。
本来は右の垣根のような植え込みと平行でした。
なぜベンチの角度を変えたのでしょうか?
それは後ろにある小学生用の遊具(ゆうどうえんぼくとジャングルジム)です。
ベンチが本来の位置にあり、レールを斜めに敷くと、遊具を背景として映り込んでしまうのです。
このベンチのシーンは50秒です。
50秒間にも渡り、背景にジャングルジムがあるとすれば、かなり気になるはずです。
成蹊大学は小学校から大学までひとつの敷地にありますが、そういう学園は他にはほとんどありません。
高校の敷地にジャングルジムって?…俳優を見るのではなくジャングルジムを見つめてしまいそうです(笑)。
というわけでベンチの角度を変えました。
でも弊害もありました。
いままで見てきた背景との整合性が崩れるのです。
しかし「なんか変だ?」と思っても決め手になるブツは見えません。
何が言いたいかといえば、昨日と同様にここでも「8割の法則」が働いているのです。
おそらくアニメは10割に近く上がると思いますが、実写映画はロケの場所が計画したものにならず、常に8割だと思います。
そのとき不満に思うか、満足を感じるかは、まるで人生そのものだと思います。
いえ、人生は8割どころかもっと下がると思います。
あなたは何割だと不満を感じるようになるのでしょうか?