ここ数日間に渡り考え続けてきた件ですが、映画ワンネスの特徴として以下を付け加えした。
シュール(超現実的)
映画ワンネスは、シュール(超現実的)です。画像はミニマムにしか表現されていません。巨大なセットを使いリアリティを追求する昨今の映画と一線を画しています。
映画ワンネスでは電子(原子のひとつ)の世界が出てきますが、原子の種類は元々数えるくらいしか存在していません。それらが組み合わさって多様な世界が作られているのです。そして現実世界はすべてアナログです。
アナログの世界をいくらリアリティを持って描いたとしても、それは「結果」の世界を描写しただけであり、「原因」にはたどり着けないと思います。
東洋は見える世界よりも見えない世界を大事にします。ワンネスがシュールなのは、原因の世界に迫ろうとしたからです。