これはNASAで点検中の火星探査機キュリオシティです。
字幕に「恐怖の7分間」と出ていますが、これは火星と地球のNASAとの間に光速(電波の速度も同じ)で4分程度の距離があるのが原因です。通信で往復すると二倍です。
キュリオシティが最後に火星に降りる最後のステージでは、いちいちNASAからの「指導」を待つわけにはいきません。
キュリオシティはひとりで降りなければならないのです。
火星に取り残された彼は、天体望遠鏡で観察され始めます。
「おお、作った農園のドームから出てきたぞ、どこに行くんだろう」
みたいな(笑)
けれどそれは、常に4分前の彼です。
つまづいてひっくり返って酸素の線が切れて今は死んでいるかも知れません(笑)。
つまり先行する4分間は、常に孤独を作り出します。
人間なら色々な知識を使って危機を回避できますが、キュリオシティはほんの少しの情報が詰め込まれているだけです。
なんか前世記憶者と普通の人の関係のようです(笑)