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>映画「ワンネス」感想

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智也と容子の前世のシーン、ワンネスの主人公ふたりの出会いのシーンでもあり、ここからはじまったドラマだと思います。その出会いはものすごく劇的です。敵だと勘違いし恨みをはらそうと殺してしまった相手であり、人違いだとわかり、まったく無実の相手を殺してしまい無念のまま殺された自分です。そんな出会いがまさかふたりにとって、あの世や来世までも続く深い縁のはじまりになるとは思いもしなかったと思います。このシーンを語る智也はとても嬉しそうで、ふたりがそれぞれに斬り殺されるシーンにもかかわらず笑ってしまうようなシーンでした。間違えて殺されてしまったら、ずっとずっとずっと恨みつづけてもおかしくないです。けれど、前世の智也は自分が間違えて殺されたにもかかわらず、その場で前世の容子を許したシーンは、前に見たとき以上にこころに刺さりました。初めて会った相手に人違いで自分が殺されてしまって許すことができるだろうかと思います。智也の、これも運命諦めるしかない。。。この言葉がとても心にしみました。運命を、神の作った運命を受け入れてる智也に、前世の容子はその場で一目惚れしてしまったのだと思います。しかもその出会いからふたりはあの世を共にすごし、ずっと研究調査をしつづけています。運命を作った神、あの世を作った神、そして生まれ変わりの仕組み、スープの発見。。。生まれ変わってなお同じ高校のクラスメートとして再会するふたり。。。この運命的な出会いを作ったのも神なら、ふたりが敵同士であるかのように出会わせ殺し合う出会いを作ったのも神です。そんな神の運命を受け容れて、そんな神の世界を調査しつづけてるふたりは、善悪の価値観を越えています。パンフレットに書かれてあった「許す愛」の文章は智也と容子そのもので、涙がこみあげてきました。智也と容子は殺されてなお許すことからはじまった出会いであり、許すことからうまれた愛。。。そのものだって思いました。

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