なにかビッグバンばかり見せられているような、突然に始まりが起こるような、毎回スタートに戻されるような心地よさがありました。天秤が出てきましたが、今のことを天秤で表していたのかと感じていましたが、だんだん天秤が出てくるのが楽しくなってきて、天秤が傾くときの琴のような流れも何か私の何かを毎回崩してくれるような心地よさがありました一番ラストに、今まで聞いた流れるような琴の音ではなく、何かジョン。と私は三味線みたいのが終止符を打つような音に聞こえて、何か来る、何か始まると身を乗り出したときアンテナの先生のグライダーのインタビューがあり、何かそこからまた新しい映画が始まった感じがしました。音楽の始まりもグライダーとずっとすこぐぴったりに感じて、普通の映画はラストは終わりとか主張とか作り手の完結だと思いますが、映画「和」は、ループしているようなラストに向かうほど始まるような、何回も何回も見たくなる映画だと感じました。インタビューする監督のご縁のようなものを、映画の中でずっと感じて、場面が突然に突然に次から次と表れ、普通の映画なら主人公がいて、その人がいろんな出来事に出会い成長したり積み上げたりすると思いますが、その主人公がいないから感情移入とかもなく感じて、アニメーション、ドキュメンタリー、フィクション、メイドさんの歌、空手、滝、アンテナ、文字の問い、和服の美人、宇宙、ハム、お寿司、フランス人シェフ、トラさん、スクランブル交差点、ツイン、グライダー、もっと書ききれないいっぱい突然がたくさんありました、積み上げではなくすべては突然に次から次でした。それが、とても心地よく、同時に頭は問いでいっぱいになり、意識なのかそれは無意識の問いなのか自分が消えてなくなっているような浮遊感でいっぱいになり、視点が自分の経験とかに向くのではなく、会場を感じました。映画館が一体になって私という個は消えたけど、映画を見ていたすべての会場全体が繋がり、全体が私みたいな感じになって、個はちっぽけだけど、全体はすごく大きいのではないかと一体感を感じました。映画が突然で場面転換に、デジタルの感じがしました。アナログの映画ではないと感じました
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