天秤の大きさは映画の進行に従って、ドンドン変わっていきました。最初は小さかったです。脳の中だというのはわかりました。その時の音は琴の音色でなんだか懐かしい音だなと思いました(笑)切り替わりの場面ですごく合っていました。それが意識と無意識と書かれていて、意識は意識出来る私なんだと思います。インタビューで無意識に傾いて、ヘェーインタビューは無意識なんだと思いました。自分の無意識は話していても出ているんだと思いました。そう思ううちにこの天秤は何度も出てきました。フィクションの部分では意識に傾いて、映画が進むたびに文字や天秤も大きくなって、わかりやすくなってきました。これの意味って何だろうと思いました。でもその度に琴の音が聞こえて、心地よかったです。考えてみるのは見終わっても遅くない、この映画は意識と無意識についてなんだと思いました。傾く天秤、脳は画面いっぱいまで大きくなりました。天秤が最後は釣り合うその瞬間に佐藤先生が出てきました。グライダーに乗って森田監督が質問しているシーンです。風任せで自由なんです。その切り替えが天秤、天秤が大きさが変わるのが印象的でした。意識と無意識の傾きは映像として残っています。自分は今どっちなのって、いつもじゃないけど時たま映像が出てくる時があります。頭の中だけじゃない天秤があるんじゃないかと思いながら過ごしています。
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