この図は、アンテナの先生が八木アンテナの説明を終えた直後に出します。
もともと脚本にあれば、私が声を使って解説したと思います。
でも今の時点でロケをすることは時間的に無理です。
というわけで、スライドで入れるのです。
しかし意外に効果があるかもしれません。
説明もなしに二秒間だけれ見せられ、しかも疑問符がついています。
映画を見ている観客は問いかけられます。
「何、これ?」
(笑)
はい、監督の私自身が「何これ状態」だったのですから。
つまり、アンテナと意識が結びついたことがなかったのです。
ロケが無事に終わり、年末年始に編集をしているときに気づいたのです。
みなさんの家の屋根にはテレビアンテナがあると思います。
それは東京であればスカイツリーを向いています。
一方方向からの電波を受信するためです。
年始に抱負を持つのはこれに似ています。
抱負の方向にだけアンテナを向けることです。