映画撮影ではカメラ目線がタブーだと書きました。
それでも俳優がカメラのレンズギリギリを見つめるシーンとかがあります。
そのときは助監督が棒の先にピンポン球を付けてカメラのレンズぎりぎりに近づけます。俳優はそれを見れば良いのです。ピンポン球が無いと、誤って視線がレンズに向かう瞬間が起こりうるからです。
僕は監督ですが映画にも登場しています。それも最初のシーンです。
パトカーのリアウインドウに顔を近づけてのたうち回るのです(笑)。
この時、僕が一番心配したのがカメラ目線でした。
外からリアウインドウのほうを見ると、空の雲とかが反射してカメラのレンズの位置がわかりません。外すべき対象が見えないというのは、逆にプレッシャーでした。
あとで画像を確認すると何とか外せたようでした。
というわけでカメラ目線というのは結構シビアなのです。
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