もしもあの世に反省する場所とか審判する存在がいたら、僕はヨロイ兜を着けて斬り込むつもりだと昨日書きました。
だから生まれ変わりの村の最初のインタビューは緊張しました。
質疑応答に入ったとき、一番最初に聞いたのがそれです。
「そんなの、ありません」
と聞いたとき、どっと安堵感に襲われました。
僕は高2で物理方程式に神を感じました。
その美しい世界に、単一価値観に満ちた審判があってはならないのです。
あらゆる生き方は平等でなければなりません。
生まれ変わりの村から帰る車内で、
「神はやっぱり素晴らしい」
とつぶやきました。