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運命と自由(その207)…無意識嬢の声36

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ウエブカメラに手を振って、危機が伝わったとしても、救助がここに来るのに相当時間がかかるでしょう。
コンビニのおにぎりを食べたので少し元気が回復しました。
それでもう一度潜ることにしました。
ザブザブと水に入り、潜りました。
一回目のトライの時と全然違いました。
あのときだってギリギリで水面に上がったのです。
今度はカメラはもっと下にあります。
「あーー、ダメだ」
私は諦めて岸に上がりました。
「カメラは諦めるしかないのか・・・」
とつぶやきました。
無意識の声というのは、こんなにも忘れることがあるのです。


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