運命と自由（その１６５）…無意識嬢の声８

分度器ではダメだということがわかりました。
では橋の高さを測るほうに方向転換です。
すでに書いたようにゴーン橋の高さはネットで調べると15メートルでした。でも吊り橋なので場所によって違うはずです。
橋の下はゴムボートとかが頻繁に通るので、すばやく、しかも正確に計る必要があります。
それで考えたのが重りを付けて水面まで下ろす方法です。
水面についたところで手元のテグスを切ればいい・・すると全長が橋の高さの二倍のテグスがあっという間にできるというわけです。
私は自宅のベランダでテストしました。
中指で指しているのが鉛でできた重りです。
ベランダから下までは8メートルありました。
テストすると、スルスルと重りは地面に達しました。
ふふふ、わっはっは、ははははははははは
不敵に笑いました。
これでうまくいくぞ。
この時点で無意識嬢の声はありません。
私が天狗になって笑ったのがいけなかったのかも知れません。
実はこの方法は、現地ではうまくいかないのです。
本来ならここで無意識嬢の声があるべきです。
しかしイエスキリストは磔（はりつけ）になるとき言いました。
「神よ、なぜ黙っているのですか」・・と。
はい、人は生まれ変わります。そこで何か言ったら「お導き」になります。
神は人を平等に作っています。イエスとて同じです。
私の場合もそうです。
私は「失敗」に向かって突き進むのです（笑）