亀は僕から海苔を受け取ると、サッと180度向きを変えようとしました。
僕は大声で言いました。
「煩悩の亀さん、僕と一緒にメシが食えないのか? 取っていくだけの存在か?」
この言葉にカチンと来たかわかりませんが、亀は回転を停止しました。そして例の悟りの目で僕を見ます。僕は言います。
「文句あるか?」
「ない」
と言っているようです。
亀はひとりでゆっくりと海苔を楽しもうと思ったのです。僕は言いました。
「そういう生きたかは愛に反するぞ」
「どういう生き方が良いのですか?」
と目で言っているようです。
「美味しければ美味しいという表情を交換しながら食べるのが愛の生き方だ」
亀は考えているようでした。
僕は大声で言いました。
「煩悩の亀さん、僕と一緒にメシが食えないのか? 取っていくだけの存在か?」
この言葉にカチンと来たかわかりませんが、亀は回転を停止しました。そして例の悟りの目で僕を見ます。僕は言います。
「文句あるか?」
「ない」
と言っているようです。
亀はひとりでゆっくりと海苔を楽しもうと思ったのです。僕は言いました。
「そういう生きたかは愛に反するぞ」
「どういう生き方が良いのですか?」
と目で言っているようです。
「美味しければ美味しいという表情を交換しながら食べるのが愛の生き方だ」
亀は考えているようでした。