きょうは車で2時間かけてハルピン空港に行き、そこで飛行機に乗らなければなりませんでした。
しかし高速道路の入り口まで行くと、霧のために入り口が閉鎖されていました。
そこで待つか、それともUターンして普通の道で行くか・・
普通の道で行くのならギリギリです。
すぐに決断しなければなりません。
でも待っていれば高速の入り口が開くかも知れません。
ここで未来が分かればとても良いです。
そのときトラさんが自分のコインを私の前に差し出しながら言いました。
「森田さんが振って下さい」
私はコインを振りました。
五爻で独発しました。
私は「やった」と思いました。
五爻は道路の爻位だからです。
5つめが単独で発動するということは、道路の情報がコインに乗ったと解釈出来ます。
私が降り終わるとトラさんは暗算で計算しました。そして言いました。
「巳刻になれば高速道路の入り口が開きます」
少し待っていると巳刻になり、入り口が開きました。
さて、何を言いたいかと言えば、トラさんが私にコインを依頼したことです。
私は場を取るのに定評があるのです。
しかしトラさんは六爻占術において右に出る者はいません。
場は100%取れると言っています。
なのに、そのトラさんですら、私に依頼したのです。
実を言えば依頼されて嬉しかったです。
だからこそ場を外したくはありませんでした。
でも五爻が独発して私はホッとしました。
五爻で忌神が発動して回頭剋でした。
独発は事象の変化を示しています。
回頭剋は未来の情報です。
つまり非常に判断しやすい卦だったのです。
Uターンして普通の道を走るかどうか決めなければならないというせっぱ詰まった状態では、分かりやすい卦というのが重要です。
そして私は、場が取れて、しかも判断しやすい卦を出したのです。
ここからがメインの話題です。
私は場を外しません。
いったいなぜでしょう?
これは私の「生き方」から来ているのかも知れません。
場というのは五行で成り立っていると思います。
五行に対して皆さんは「コントロールされたくない」と思っていないでしょうか?
言い換えれば、場をコントロールするのは自分のほうであって、場が自分をコントロールするなんてイヤだ・・と。
以前にも書きましたが、私は高校時代に立川駅の地下道でUターンしています。
あれは、場にコントロールされたのではないかと思います。
その後も私は、自分の努力とは関係ないところから運命が好転しています。
トラさんとの出会いしかり、生まれ変わりの村との遭遇しかり、映画化しかり・・です。
私が集めたわけではないのに、前世記憶者の情報がやってきました。
映画化なんて絶対に無理で、考えたこともなかったのに、向こうからやってきました。
この世もあの世も場が支配しています。
もしも運を良くしたいなら、まずは場を呼べないといけません。
そして場に乗れないといけません。
これは、生まれ変わりの村に向かう車の中で書いています。
みなさんはスープの情報が命式に乗っていたことで、「運命」を感じたと思います。
選択の余地は無いかも知れないと思ったかも知れません。
しかし運命を作り出しているのは五行です。
そして五行の集合体が「場」です。
場を呼び、場に乗れる・・これがある意味「自由」なのではないでしょうか?