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運命と自由(その76)…自分の価値を認める

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 引き続き山川亜希子さんの言葉です。
 あるとき、友人10人くらいで、伊豆に遊びにいきました。誰かの友達が小さなケーキを差し入れてくれました。箱の中には一種類ずつ、違ったケーキが入っています。誰からともなく、じゃんけんで勝った人から好きなケーキをとろう。ということになりました。じゃんけんをするときから、私は勝ちたくないな、と思いました。でも、なんと、いちばん勝ってしまったのです。さあ、大変。箱の中には色とりどりのケーキがあります。私にとって、魅力的に見えるケーキがいくつかありました。
「私が魅力的に感じるケーキをとってしまえば、他の人に悪い。だから誰も望まないようなケーキを選ぼう」
 そうしたとたん、私は変よ、という声が聞こえました。
次の人は大喜びで、見るからにおいしそうなケーキを取りました。次の人も、また次の人も。
私はこんなときでも、自分の価値を認めてあげられなかったのです。
一見、人を思いやるやさしさみたいに見えますが、全然違いました。
自分にちっとも優しくなかったし、自分を否定していたのです。
こんな小さな事件、それもすでに10年以上前の事件なのに、まだ、よく覚えています。私にとってはとても大切な気づきの一瞬だったからです。
『宇宙で唯一の自分を大切にする方法』(山川亜希子著、大和書房)より
これはすでに紹介したワンネスメルマガに載っていまして、私のコメントは以下です。
森田健のコメント
 こういうエピソードをよく書いてくれたと思います。気づきというのは、大きな事件でのことではない場合が多いです。
私のコメントを追加します。
 私は家族や友達と外で食事するとき、メニューは必ず相手に合わせます。一度も自分の食べたいものを頼んだことはありません。今度、食べたいものを食べてみようか?(笑)。

運命と自由(その77…「サトリで真理が分かるというのは、無意識から取り出されて意識の面に移された時のことを言うのだ」

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 亀がむさぼり食べている時、そっと後ろに海苔を置きました。
 写真には撮れませんでしたが、その瞬間亀は振り向いたのです。
 軽い海苔だし、音もしなかったはずです。
 なんでわかったのでしょうか。
 SATORIをアメリカに広めた鈴木大拙は言いました。
「サトリで真理が分かるというのは、無意識から取り出されて意識の面に移された時のことを言うのだ」
 亀は無意識で察知し、意識にのぼったのでしょうか。
 だとすればこの亀は悟っていそうです。
 

運命と自由(その78)…天上天下唯我独尊

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 引き続き山川亜希子さんの言葉です。
 お釈迦様が生まれたときに、右の手は天を、左の手は地を、そしておっしゃった言葉です。意味は「人間は誰もが、天上にも天下にも、ただ一人しかいない尊い存在なのです」と気づきました。
『宇宙で唯一の自分を大切にする方法』(山川亜希子著、大和書房)より
これはすでに紹介したワンネスメルマガに載っていまして、私のコメントは以下です。
森田健のコメント
 私自身、お釈迦様のこの言葉はピンときていませんでした。お釈迦様だけに通用する言葉だと思っていました。でも山川亜希子さんの本を読んで、私も理解しました。誰にでも通用する言葉だったのです。
私のコメントを追加します。
 言っている内容は私も賛同します。しかし生まれた時に喋るというのが非科学的です。生まれ変わりの村を調査し100人にのぼる前世記憶者をインタビューしましたが生まれた瞬間から喋れた人はいません。だから釈迦の話は作り話かもしれません。2000年も前だし、聖書だってすごい話が載っているし、仕方ないです。

運命と自由(その79)…「ものを在りのままにしておくことによって真理を把握するサトリの最良の状態」

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 亀は食べ終われると私の作業場をウロウロし始めました。
 心理学者エーリッヒフロムはサトリについてこう言っています。
「ものを在りのままにしておくことによって真理を把握するサトリの最良の状態(well−being)は、人がその自己愛を克服した程度に応じて、人が開かれ、反応的となり、感受的になり、覚醒し、空虚になる程度においてのみ可能である。最良の状態というのは、人間と自然に対して情意的に十分関係づけられ、分離と疎外を克服し、存在するところのものすべてとひとつになる経験に到達し、しかも私自身を同時に分離した存在、私として、分割されぬもの、すなわち個人として経験することを意味する。最良の状態とは十分に生まれること、人が潜在的にあるところのものになることを意味する」
 亀に分け隔てはない様子です。
 すでに悟っているのか?(笑)
 

運命と自由(その80)…男尊女卑

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 引き続き山川亜希子さんの言葉です。
 若い頃の私はまだ、当たり前のこととして、男性は女性より偉い、女性は男性より劣っていると思いこんでいました。家では弟のほうが女の子である私よりも大切なのは当たり前だと思いました。中学生のときは、生徒会長には男子生徒がなるべきだと思っていました。高校は女子校だったので、これでやっと女子生徒が生徒会長になってもよくなった、と思って、私も生徒会長になりました。
『宇宙で唯一の自分を大切にする方法』(山川亜希子著、大和書房)より
これはすでに紹介したワンネスメルマガに載っていまして、私のコメントは以下です。
森田健のコメント
 私は中学のとき、生徒会長に落選しました。しかも大差で敗れました。生徒会長になった男子は私より二倍の票を獲得しました。私には政治的手腕も、リーダーの力もないと感じました。でもこれが私の人生を変えるのです。私は自分の好きなことだけにフォーカスしようと決心したのです。
私のコメントを追加します。
 生徒会長になれたことも、なれなかったことにも両方意味がありそうです。大差で敗れたことを私は受け入れました。人は私に期待などしていない。社会のために尽くそうなんてやめよう。14歳の私は非改革派になったのです。最近新聞にこんな言葉が載っていました「総理はまた数で押すのか」。国会への批判です。でも考えてみれば当たり前です。選挙で勝っているのです。数で勝てないのならデータで勝負するしかありません。

運命と自由(その81)…「不識がひとたび自覚されると、その不識がふつうの我々の意識面の中に返ってくる」

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 亀は私の器具をじっと見ています。
 アメリカにSATORIを広めた鈴木大拙は次のように言っています。
「悟った彼の生命の内部にいたっては、それはいかに豊富で玄妙なことであろう。それは宇宙を通貫する無意識とじかに触れあっているからである。このような無意識を宇宙的無意識と呼ぶのだが、果たしてこう呼ぶことが適当であるかどうかはわからぬ。私の宇宙的と呼ぶのは次のような理由による。すなわち、我々が一般に意識の相対的な領域と呼んでいるものが、どこか計り知ることのできない不識(unknown)の中へ消え去ってしまう。この不識がひとたび自覚されると、その不識がふつうの我々の意識面の中に返ってくる」
 亀は無意識とじかにふれあっているかも・・。
 

運命と自由(その81)…他人のせいにはしない

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 引き続き山川亜希子さんの言葉です。
 ありのままの自分を、女性である自分を、女性であるための強さと弱さを持つ自分を、そのまま受け入れ、認め、愛し、女性である自分自身をそのまま丸ごと愛する、ということから始まるのです。何事でも、被害者になる、つまり誰かのせいで、自分はひどい目にあっている、虐(しいた)げられている、活躍できない、などと思っているあいだは、私たちはいつまでたっても、そこから抜け出すことができません。
なぜかといえば、すべてを他人のせいにしているからです。
他の人の行動に自分の身をゆだねてしまっているからです。
しかも、他人の行動を私たちはどうすることもできません。
『宇宙で唯一の自分を大切にする方法』(山川亜希子著、大和書房)より
森田健のコメント
男性である私は、加害者意識を持つこともあります。例えば「仕事が忙しくて家庭サービスができない自分はひどいお父さんだ」とか。でも世の中に完璧は存在しないと思って、自分を諦めます。
私のコメントを追加します。
希望を持つことも被害者のあらわれかも知れません。

運命と自由(その83)…悟った最良の状態とは十分に生まれること

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 撮影が一段落して戻ると、亀は寝ていました。
 心理学者エーリッヒフロムは言いました。
「悟った最良の状態とは十分に生まれること、人が潜在的にあるところのものになることを意味する。それは喜びや悲しみに対する十分な能力を持つこと、言葉を換えて言えば、通常の人間が生きている半睡状態から覚醒して十分に覚醒していることを意味する」
 亀は半睡状態どころか完全に寝ています。
 やはり悟っていないのか?(笑)


運命と自由(その84)…自分を変える

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 引き続き山川亜希子さんの言葉です。
自分を変えるには、どうすればよいでしょうか。実はとても簡単です。ただ、ありのままの自分を認めてあげればよい、ありのままの自分を許し、そして愛してあげればよいだけなのです。
『宇宙で唯一の自分を大切にする方法』(山川亜希子著、大和書房)より
これはすでに紹介したワンネスメルマガに載っていまして、私のコメントは以下です。
森田健のコメント
 はい、そう思います。私は子供の頃、おっちょこちょいだと言われました。試験でケアレスミスをしたからです。自分でも気にしているのですが、なぜかケアレスミスは続きました。でもある時から、気にしないようにしたのです。そしたら自動的に直ってしまったのです。変えたい部分にフォーカスしないほうが、実は、変われるのです。
私のコメントを追加します。
 実は今は、変わる必要などないと思います。おっちょこちょいの自分も素敵だからです。

運命と自由(その85)…あらゆるコンプレックスを整然たる秩序に整えていくのである

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 亀は日照り状態で寝ていたので暑くなり、水に入って僕を見ています。
 アメリカにSATORIという単語を広めた鈴木大拙は言いました。
「再び意識の中に返ってきた不識(無意識)が、大なり小なり程度の差はあれ、我々人間を悩まし苦しめているところの、あらゆるコンプレックスを整然たる秩序に整えていくのである」
 亀は動物なので無意識だけだと考えがちですが、こういう光景を見ると、亀にも意識がありそうです。そして別段、コンプレックスも感じていない様子です。ということは悟っているのか?(笑)

運命と自由(その86)…深呼吸

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 引き続き山川亜希子さんの言葉です。
 一日一回は、大きな深呼吸をしましょう。できれば三回、大きく息を吸って、ゆっくりと全部吐き出すのです。するとイライラやあせりや不安が静まって、心の声を聞きやすくなるでしょう。
『宇宙で唯一の自分を大切にする方法』(山川亜希子著、大和書房)より
これはすでに紹介したワンネスメルマガに載っていまして、私のコメントは以下です。
森田健のコメント
 私はこの部分を読んでから、毎日深呼吸をするようにしました。すると効果は絶大です。ぜひあなたもやってみてください。
私のコメントを追加します。
 山川亜希子さんのコメントに「心の声を聞きやすくなるでしょう」とありますが、もしも無意識が心の声ならば私は時々聞こえます。昨日発行された私の無料会報誌「不思議の友」の特集が「無意識の声をキャッチする」です。私の場合は非常にデジタルなのが特徴です。無意識の声が正しかったことが分かるのは長くても2時間以内です。生き方に関するものはゼロです。なぜなら無意識の価値観は非常に広いと思うからです。

運命と自由(その87)…あるがまますべての人、すべての物の現実に対して反応する

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 亀の横ののほうに私の撮影機材等が見えます。 
 前回も書いたように亀は日照りのところで寝ていて暑くなったのです。
 そして水に入りました。
 僕は亀に言いました。
「甲羅を脱げよ」
 心理学者エーリッヒフロムは言いました。
「サトリは創造的であることを意味する。すなわち私自身、他の人々、存在するところのすべての物に対して、答えること、私があるところの現実の全人として、あるがまますべての人、すべての物の現実に対して反応することを意味する」
 僕はこの言葉を受けてさらに言いました。
「甲羅を脱いで在るがままになれよ」
「これが私の在るがままなんです」
 という声が聞こえたような(笑)
(明日は早朝から滝の落下撮影なので書き込みはお休みです)
 

不思議の友26、本日お送りしました。

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到着までお楽しみに。

※注※
森田健の無料会報誌「不思議の友」の詳細情報・ご請求は<a href="https://fushitomo.com/bloGoods/fushitomo/register.asp" target="_blank">こちら</a>からどうぞ。

運命と自由(その88)…期待

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 引き続き山川亜希子さんの言葉です。
 他人から高く評価されるために自分を変えようとしたり、やりたくもないことを努力したり、自分に何かをつけ加えようとしてはいけません。そして、人の期待にこたえる必要もありません。人は勝手にあなたに期待するだけです。その期待と、あなた自身の思いが同じであれば、幸いです。あなたは自分の思いをかなえるだけで、人の期待にもそえるからです。
『宇宙で唯一の自分を大切にする方法』(山川亜希子著、大和書房)より
これはすでに紹介したワンネスメルマガに載っていまして、私のコメントは以下です。
森田健のコメント
「人は勝手にあなたに期待するだけです」って、本当にそうですね。それにこたえたところで、相手はあまり喜ばないような気がしました。
私のコメントを追加します。
 私は不思議研究所をやっています。そしてよく言われます。「昔のような不思議研究に戻って欲しい」と。そして多くの人が私から去りました。私から得られることが少なくなったからです。でもそれで良いのです。私は今、本当に不思議なことを研究しているので。

運命と自由(その89)…宇宙的意識

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 私が作業を始めると亀は水から出て、私を見上げています。
 サトリの世界を米国に広めた鈴木大拙は次のように言っています。
「サトリを経験すると、自己自身の心がなごやかで安らかなばかりではなく、自分のいる世界すべてが安らかなのである。これを宇宙的意識と呼びたいのだが、いかがだろうか」
 亀はなごやかに見える。
 

運命と自由(その90)…幸せ

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 引き続き山川亜希子さんの言葉です。
 幸せを感じている人には、共通したものがあるようです。自分が好き、自分を愛している。自分にも人にも、そしてまわりのものすべてに感謝している。自分はとても運がいい、恵まれていると思っている。
『宇宙で唯一の自分を大切にする方法』(山川亜希子著、大和書房)より
これはすでに紹介したワンネスメルマガに載っていまして、私のコメントは以下です。
森田健のコメント
 亜希子さんが書かれたことを逆にすると、不幸だと感じている人になりますね。ということは、思いの転換だけで、幸せになれそうです。
私のコメントを追加します。
 特に「自分はとても運がいい、恵まれていると思っている」が大事だと思います。こういう人は自然に「人に与える人」になると思うからです。
 以上で山川紘矢さん、山川亜希子さんの本からの抜粋を終わります。お二人の書いたすべての本を読みました。そして本当に幸せな気持ちになれました。それを共有したくて皆さんにも紹介した次第です。ありがとうございました。

運命と自由(その91)…サトリは無限の可能性の源泉

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亀から20メートルほど離れたところに犬がいます。
サトリの世界を米国に広めた鈴木大拙は次のように言っています。
「サトリは無限の可能性の源泉であって、このありふれる泉によってインスピレーションを精彩あるものにするのだし、また芸術家ならぬ一般の我々の人間が、一人びとり自分の生まれながらにして与えらている五官五体によって、おのおのの生活を転じて芸術家のエキスたらしめることが出来るのである」
 犬は目の前のことに頭がいっぱい。悟ってないのか?(笑)
 

運命と自由(その92)…宇宙には神様がいる

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きょうは佐野美代子さんの言葉です。
 私は小学校のときは学校が終わると森の中で遊んでいました。宇宙には神様がいると思っていました。
『日刊すごい人』インタビューより
これはすでに紹介したワンネスメルマガに載っていまして、私のコメントは以下です。
森田健のコメント
 私は森の中ではなく、野原で遊んでいました。でも同じように、宇宙には神様がいると思っていました。そう思うと、楽しくなりました。
私のコメントを追加します。
 私が神様を本当に信じるようになるのは高校二年生です。物理の授業が始まったからです。物理方程式は宇宙のルールです。このルールは誰が作ったのか?・・この問いが63歳になった今でも私を突き動かします。物理方程式は誰にでも平等に作用します。神様は平等なのです。

運命と自由(その93)…、究極的には我々−その自我−が存在するということを忘れようとすることによって、問いを回避しようと試みる

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犬の一家が来たときの様子です。ご主人が
「おーい、早く川に入ってこいよ」
と言っています。
犬はこわごわです。
心理学者エーリッヒフロムは言っています。
「宇宙からの問いに耳を貸さない人の一番良い例は、現代に生きる我々自身である。我々は威信、生産などの関心により、究極的には我々−その自我−が存在するということを忘れようとすることによって、問いを回避しようと試みる」
犬は自我を知っているのか?(笑)
ちなみにフロムは私にとっても大きな影響を与えています。人は自由が怖くて自由から回避しようとするのです。
 

運命と自由(その95)…考えたらもはやそこにはいない。考えるのではなく、じかに見て取れ

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向こうでは一匹の犬が泳いでいます。
しかしこっちの犬は・・
そうです。僕が両手を振っているので気になるのです(爆)
SATORIを広めた鈴木大拙は言いました。
「考えたらもはやそこにはいない。考えるのではなく、じかに見て取れ。アレコレと思い迷ったり、頭で解釈するんじゃないわい」と。
犬はどうしようかと考えています(爆)
(明日は早朝から川に行くので書き込みはしません)
 
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